高宮利行慶應義塾大学名誉教授は、英国グラスゴー大学から名誉誉博士号を授与されました。
ご本人からの報告文を掲載させていただきます。
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さて、6月15日の名誉学位の式典の模様です。これは、特別ゲストの席に座った信乃さんが撮影してくれたもの、ちょうどわたしの席から見える場所だったのです。大学が撮影した写真は後ほど、CD-ROMやDVDで送られてくるそうです。
豪壮な中世風の建物は、19世紀にGilbert Scottが建てたNeo-gochicのBute Hall, Buteとはスコットランドの貴族Lord Buteです。
杓を持った役員に引き連れられて、行進して入ってきた名誉学位授与者6名は、3名ずつに分かれて演壇に座りました。もらう学位にによってガウンの色がさまざまで、恐らく中世から続く慣習に則って、神学、法律、文学、科学、という順番で着席しました。各自の椅子にはカラフルなフードが置かれていて、着席するとこれをひざの上に乗せます。
University Oratorのラテン語による演説の後、各学位の推薦者が英語による数分の演説を読み上げます。その間に、授与される者は、総長横の石で作られた椅子に座ります。これまた中世からあったものだそうですが、レプリカだとか。
総長が各自の頭をキャップで3度叩きながら祝福の言葉を伝えます。頭を下げている授与者の背後から係がフードをかぶせ、ホワイト・タイの下で留めます。その後係から証書の入った紙の筒を受け取り、推薦者と握手して、席に戻ります。式典自体は11:00から40分ほどだったでしょうか。
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