MLから転載します。
慶應あるびよんくらぶ・土曜教養講座
第82回講演会のお知らせ
標記の講演会を下記のように開催いたします。皆様お誘い合わせのうえ、
ご参加くださいますよう心よりお待ちしております。
記
1.日時:平成26年5月31日(土)午後2時~4時
2.演題:「昔の本はこうだったーアッと驚く古書の世界」
3.講師:高宮 利行慶應義塾大学名誉教授
4.会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎443号教室
5.会費:1000円
(注)事前予約は不要です。直接会場にお越しください。
[講演内容]
書店・図書館・書斎に並んでいる本は、みな縦に並べられ、タイトルが印刷された背表紙がこちらを向いているはずですね。でも,これは16世紀後半から西洋で始まった習慣で、それ以前は前小口がこちらを向いて置かれていました。
こんなびっくりするような話を、実物とパワーポイント画像を使って、楽しんでいただければと思います。拙著『本の世界はへんな世界』(雄松堂書店、2012)に書いた話、まだ誰にも話していない驚くべき逸話をご紹介しましょう。
[講師プロフィル]
1944年東京生まれ、麻布高校、慶應義塾大学経済学部、文学部英文科、大学院修士・博士課程を経て、ケンブリッジ大学大学院修了 文学部英文科の助手、助教授、教授を経て現在は名誉教授 専門はアーサー王伝説と書物史 貴重書をデジタル化するHUMIプロジェクト主事を務めた。現在は初期書物学会理事 ラスキン文庫理事 英文季刊誌Poetica編集主幹 慶應英文学会会長 慶應愛書家倶楽部会長 ゲスナー賞審査員
著書 『西洋書物学事始め』(青土社)『グーテンベルクの謎』(岩波書店)など多数