テニスン「シャロットの女」を読んで、体感して、作ってみよう

慶應義塾大学の試みです。文科省「大学教育推進プログラムGP」の援助を受けています。

以下、担当の不破有理先生からの文章を転載させていただきます。

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「アーサー王ワークショップ:テニスン「シャロットの女」を読んで、体感して、作ってみよう
Reading and Creating Alfred Tennyson’s “The Lady of Shalott”」

日時: 9月6日(月)から8日(水)の3日間 10:30-16:30(初日は10:00受付)
場所: 日吉キャンパス 来往舎 中会議室

芳醇な機会をどうぞお見逃しなく~!
参加ご希望の方・関心のある方は折り返し、こちらまでご連絡ください。

詳細は慶應義塾大学日吉キャンパス、教養研究センターのWeb:http://lib-arts.hc.keio.ac.jp
からチラシをダウンロードできます。

以下、趣旨の説明をさせていただきます。

テクストの精読・朗読から創作、演出へという、大きな意味での文学の読解と批評を言語と身体を用いて表現しようという試みです。このような過程を経て、文学テクストに向き合い、学生の能動的な発話・発表の場を作るきっかけにしたいというプログラムを企画しました。
初日はオーストラリアからAndrew Lynch 教授をお招きして「シャロットの女」の解題を2日めは創作に向けて、作品の構造分析を小関章ラファエル氏に(国際アーサー王学会のメンバーでアニメ映像の物語分析、神話考証をなさっている方、最近の協力作品に「エウレカセブン」)塾の先輩で、文学座の俳優・脚本家瀬戸口郁氏に劇空間をどのように作るかについてアドバイスをしていただくことになっております。
3日めは参加者による作品発表!

朝から夕刻まで3日間というかなり濃度の高い内容となっております。 関心のありそうな方、学生さんがいらしたらどうぞご喧伝くださいませ。
できれば連続3日参加が望ましいですが、一日のみの参加・見学も可能です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。 (テクストは岩波文庫 『対訳テニスン詩集』 西前美巳編を用います。 )
参加者MLを作成する予定ですので、ご希望メルアドもお知らせください。

慶應愛書家倶楽部:例会のお知らせ

慶應愛書家倶楽部の皆さま

梅雨明けとともに暑い日が続いております。

さて、高宮会長からの次回例会(8月5日)のご案内を下記に転送いたします。宜
しくお願い申し上げます。

徳永聡子

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次の要領で愛書家倶楽部の例会を開催いたします。例年6月末には見学会をやっ
ておりますが、今回は雄松堂書店が市谷の防衛庁前の新社屋に移転しましたの
で、会員の新田満夫会長のご好意で、そこのゲスナー文庫を会場として開催致し
たく存じます。
なお、倶楽部の創設以来事務局長を務めてくださった徳永聡子氏が、今秋よりイ
ギリスに留学されますので、送別会を兼ねて開催することと致しました。夏の一
日、どうぞふるってご参加ください。(会費無料)

なお、雄松堂書店の移転の際、倉庫からKelmscott Pressの出版物やインキュナビュラの零葉、豆本類が大量に発見されました。現在これらの一部を競売に出展していただくよう交渉中ですので、お楽しみください。
8月5日(木) 於雄松堂書店新社屋 4階 ゲスナー文庫

〒160-0002 東京都新宿区坂町27 〈03-3357-1411)

市ヶ谷駅より徒歩10分(JR、南北線、有楽町線、都営新宿線)
四ッ谷駅より徒歩10分(JR、南北線、丸ノ内線)
曙橋駅より徒歩5分(都営新宿線)

13:30 登録開始 ゲスナー文庫見学
14:00 徳永聡子「テューダー朝初期における家政の書と農書」
14:30 質疑応答
15:00 佐藤道生「新収貴重書」
15:30 ティー ゲスナー文庫見学
16:00 情報交換・自慢の書(なければ高宮「ガードル・ブックのファクシミリ」
16:30 競売
17:00 ワイン・レセプション
17:45 終了
準備の都合上、お申し込みは7月31日までに

高宮利行名誉教授講演会20100306-6

「トマス・マロリーからジョン・ディーへ-書物史からみたジョン・ハーディングの年代記の受容」
高宮利行慶應義塾大学名誉教授
2010年3月6日
慶應義塾大学言語文化研究所総会記念講演

撮影・編集:(有)ラウンドテーブルコム 柳沢富夫

質疑応答

高宮利行名誉教授講演会20100306-5

「トマス・マロリーからジョン・ディーへ-書物史からみたジョン・ハーディングの年代記の受容」
高宮利行慶應義塾大学名誉教授
2010年3月6日
慶應義塾大学言語文化研究所総会記念講演

撮影・編集:(有)ラウンドテーブルコム 柳沢富夫

ジョン・ディー

高宮利行名誉教授講演会20100306-4

「トマス・マロリーからジョン・ディーへ-書物史からみたジョン・ハーディングの年代記の受容」
高宮利行慶應義塾大学名誉教授
2010年3月6日
慶應義塾大学言語文化研究所総会記念講演

撮影・編集:(有)ラウンドテーブルコム 柳沢富夫

ヘンリー八世とジョン・ハーディング

高宮利行名誉教授講演会20100306-3

「トマス・マロリーからジョン・ディーへ-書物史からみたジョン・ハーディングの年代記の受容」
高宮利行慶應義塾大学名誉教授
2010年3月6日
慶應義塾大学言語文化研究所総会記念講演

撮影・編集:(有)ラウンドテーブルコム 柳沢富夫

トマス・マロリー

高宮利行名誉教授講演会20100306-2

「トマス・マロリーからジョン・ディーへ-書物史からみたジョン・ハーディングの年代記の受容」
高宮利行慶應義塾大学名誉教授
2010年3月6日
慶應義塾大学言語文化研究所総会記念講演

撮影・編集:(有)ラウンドテーブルコム 柳沢富夫

ジョン・ハーディング

高宮利行名誉教授講演会20100306-1

「トマス・マロリーからジョン・ディーへ-書物史からみたジョン・ハーディングの年代記の受容」
高宮利行慶應義塾大学名誉教授
2010年3月6日
慶應義塾大学言語文化研究所総会記念講演

撮影・編集:(有)ラウンドテーブルコム 柳沢富夫

導入部

講演会

下記の予定で講演会をすることとなりました。本来なら昨年の退職前にやるべきところ日程が合わず、今年となりました。
英文科の学生でも演題にある3人の名前を知っている人は少ないと思いますが、時期的には15世紀半ばから16世紀末までの間に、年代記作家で文学偽造者だったハーディングの英国年代記を、当時の人々がどう読んだかについて、歴史や政治と絡めて調べようという試みです。当日は画像と本物の写本や刊本を用いて分かりやすくお話しする予定です。

ぜひお出かけください。

慶應義塾大学言語文化研究所総会記念講演会
講師:高宮利行慶應義塾大学名誉教授
演題:「トマス・マロリーからジョン・ディーへ―書物史から見たジョン・ハーディングの年代記の受容」
日時:2010年3月6日(土)16:15-18:00
会場:慶應義塾大学三田キャンパス南館地下4階ディスタントラーニング室
http://www.icl.keio.ac.jp/