Monty Pythonで有名な映画監督(Monty Python and the Holy Grail, Life of Brianなど)、俳優、脚本家、児童文学作家、そして中世英文学研究者のTerry Jonesの70歳を祝う記念論文集が、次のように出版の運びとなりました。
R.F. Yeager and Toshiyuki Takamiya, eds., The Medieval Python: the Purposive and Provocative Work of Terry Jones, New York: Palgrave/Macmillan, 2012
さる5月11日(金)、Kalamazoo, Michiganで開催された国際中世学会の会場で、記念論文集の出版を祝うセプションが行われ、当日に間に合わせて印刷されたばかりの30部は直ちに売り切れる盛況でした(正式の出版は5月末です)。Lady Gagaほどではありませんが、Terryの人気は今でもすさまじく、若い男子学生が「Terry Jonesが来ているんだって」と息せき切ってレセプションに入ってくる姿もありました。
この記念論文集には、Oxfordで一緒だったMonty Pythonの仲間Michael Palinや、一年生のTerry を教えたChaucer学者A.V. Kolve教授の思い出のエッセイが掲載されており、貴重な資料となるでしょう。著名な中世学者たちに混じって、私も編集者としてだけでなくPeter Heylynに関する論文を寄稿しました。