慶應愛書家倶楽部と英文科は、次の予定で、Professor Henry Woudhuysen, FBAの講演会を共催する運びとなりました。
2019年3月14日(木)午後4時―6時
於 三田東館4Fセミナールーム
講師 Professor Henry Woudhuysen, Rector, Lincoln College, Oxford (シェイクスピア、ルネサンス文学、書物史など)
演題 Adulteration and Vampment: The ‘Improvement’ of Rare Books, 1750-1950 (通訳なし)
ヘンリー・ウッドホイゼン教授は、Lincoln College OxfordのHPにあるように、他のコレッジでいえばMasterに当たるRectorです。Pembroke College Oxford で博士号を取得、Lincoln CollegeでJunior Research Fellowを努めた後、University College Londonの英文科主任となりその後人文学部のDeanとなりました。2010年にFBAに選ばれ、2012年以降はLincoln CollegeのRectorを務めています。曽祖父に英国書誌学の祖A. W. Pollardを持つエリートであることは、彼の素晴らしい英語講演を聞けば分かります。
アーデン版のシェイクスピア『恋の骨折り損』編纂、Oxford Companion to the Bookの編纂など、多くの業績があります。
高宮は今回の講演を4年前にBeinecke図書館で聴きました。この主題に関して著書を準備中の教授は、その後多くの資料を加えて、改訂増補したそうです。文学上の偽作が注目される今日、ぜひご期待ください。
なお、講演後ディナーを学外レストランで予定しております。
講演、ディナーへの参加希望者は、2月末までに、高宮の個人メールにご連絡ください。なお、日本在住のLincoln College卒業生が数人参加する予定です。