故・安東伸介教授(1932-2002)のエッセイ・講演・対談が収録された本が出ました。
http://www.keio-up.co.jp/np/detail_contents.do?goods_id=2670
故・安東伸介教授(1932-2002)のエッセイ・講演・対談が収録された本が出ました。
http://www.keio-up.co.jp/np/detail_contents.do?goods_id=2670
岩波書店『図書』2013年8月号
pp2-6 「記念論文集は20世紀的現象か」高宮利行
(画像掲載を試みましたが上手く行かず、画像が横向きになってしまいますので掲載を諦めました。皆様、書店でご入手下さい)
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ケンブリッジ大学のルーン文字と中世スカンジナビア文学の権威だったRaymond Ian Page (1924-2012) の旧蔵書が、Bennett & Kerr Books, catalogue 180として販売
http://www.benkerrbooks.com/
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「鹿島茂コレクション展覧会3 モダン・パリの装い」展
2013年7月14日〜9月8日
練馬区立美術館
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/modernparis2013.html
お勧めの書籍です。
Across the Pond: An Englishman’s View of America
by Terry Eagleton
現代最高の論客の一人で、オクスフォードやケンブリッジで教えた他、アメリカの大学でも数多くの講演をしてきた批評家イーグルトンが、イギリス人から見たアメリカ文化を分析した7章からなる書。19世紀のディケンズやワイルドの米国旅行記の現代版とも言えそうです。
W大学で英語を教えるS先生が教科書としても使用。
Sir Thomas Malory: The Morte Darthur
Edited by P.J.C. Field
Boydell & Brewerより、2013年11月15日発売予定です。
2巻本です。
下記サイトからPre-Orderできます($260)
http://www.boydellandbrewer.com/store/viewItem.asp?idProduct=13984
(高宮先生の日記ページにコンテンツの一部画像がアップされていますので、SNSにログインしてご覧下さい)
『イタリア圖書』(イタリア書房)最新号(48号)
雪嶋宏一教授(早稲田)「イタリアの歴史ある図書館を訪ねて―2012年」
池田真弓「5年越しのヴァチカン図書館訪問記」
折田洋晴「愛書家グリエルモ・リブリ」(連載エッセイ)
/他
イタリア書房は1958年に創業した日本で初めてのイタリア、スペイン、ポルトガル、中南米の本専門の洋書店。神田神保町に本社があります。
http://italiashobo.com/
Thursday 9 May 2013 (Today) : Daniel Wakelin, “Life and Letters”
Inaugural Lecture of the Jeremy Griffiths Professor of Medieval English Palaeography
5 pm, Lecture Theatre 2, St Cross Building, Manor Road, Oxford
http://www.bodleian.ox.ac.uk/csb/events
Jeremy Griffiths Professor of Medieval English Palaeographyに就任したDaniel Wakelin教授の就任講演
Daiel Walelin教授
http://www.english.ox.ac.uk/about-faculty/faculty-members/permanent-post-holders/wakelin-professor-daniel
故Jeremy Griffith教授への追悼文(1997)
http://www.independent.co.uk/news/people/obituary-jeremy-griffiths-1237212.html
故Jeremy Griffith教授を記念して設けられたJeremy Griffith Professorship of Medieval English Palaeography
(Wakelin教授も故Griffith教授も高宮先生のご親友です)
<追記>(2013.5.13)
上記の講演会の報告:
近刊 2013年5月発売予定<雄松堂書店>
初期イングランド印刷史
─キャクストンと後継者たち─
William Caxton and early printing in England
ロッテ・ヘリンガ(Lotte Hellinga)著
徳永聡子 訳/高宮利行 監修
B5判変型 上製 230頁 フルカラー56頁、ほかにモノクロ図版56点
ISBN 978-4-8419-0652-3
定価 7,980円(本体7,600円)
http://www.yushodo.co.jp/press/early_printing/index.html
最近の皆様からいただいだ書籍・雑誌情報をまとめてみました。
<書籍>
『雪嶋宏一書誌選集 ―コルディエ、インキュナブラ、アルドゥス書誌論―』金沢文圃閣・刊、深井人詩・編、文献探索人叢書・第11巻 ¥3,000(各巻)
http://kanazawa-bumpo-kaku.jimdo.com/出版刊行一覧/
*文献探索人叢書刊行趣旨
http://www6.ocn.ne.jp/~fhfh649/shushi.html
*雪嶋宏一氏(早稲田大学)の書誌学・図書館情報学ホームページ
http://www.f.waseda.jp/yukis/index.html
これは情報量の多いホームページ!特に「西洋古版本の手ほどき」では年度ごとの講義内容を掲載しています。
『S先生のこと』新宿書房・刊、尾崎俊介・著 ¥2,400
*アメリカ文学者・翻訳家として知られた須山静夫の弟子が綴る師弟愛の連作エッセイ
師弟ものといえば…
『先生とわたし』(四方田犬彦、新潮文庫、2010年)
…恩師・由良君美への思い溢れる評論
由良君美といえば…
『みみずく古本市』(ちくま文庫、由良君美、2013年1月)
…博覧強記で鋭敏な感性を持つ著者による読書案内の名著が文庫化されました!(おなじく、ちくま文庫『みみずく偏書記』もよろしく)
<雑誌>
Caxton’s Exemplar and a Copy from Caxton’s Edition of the Chronicles of England : MS HM136 and BL Additional 10099
By: Masako Takagi
From: Arthuriana
Volume 22, Number 4, Winter 2012
pp. 120-139 | 10.1353/art.2012.0044
→Abstract
『英語教育』(大修館書店・月刊誌)
伊藤盡氏(信州大学)による巻頭カラー連載!
イングランドから北海沿岸文化を訪ねよう : ヴァイキングの歩みとともに
2012年10月号 第1回 アングロ・スカンディナヴィア文化の痕跡 : カンブリアの教区教会(1)
2012年11月号 第2回 中世の神話から現代の神話へ : カンブリアの教区教会(2)
2012年12月号 第3回 コリングウッドのアイスランド訪問
2013年1月号 第4回 伝説と神話の生きるノルウェー : スノッリの「ノルウェー王のサガ」の伝承と受容
2013年2月号 第5回 スウェーデンとイングランド:冒険・伝説・神話の舞台へ(編集子も購入♪)
viking
『図書新聞』(週刊)第3097号 2013年02月09日 (土曜日)
書評:
裃を脱いだ書誌学者の日常──一読洋古書の世界に誘われる、甚だ生きのよい内容
評者◆紀田順一郎
本の世界はへんな世界
髙宮利行
雄松堂書店
以下、高宮先生のメールから引用します。
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いよいよ7月、節電の夏ですが、お変わりありませんか。
一昨日、1991年高宮研究会を卒業、現在早稲田大学法学部で准教授をしている鈴木理恵子さんから次の新著が届きました。_Negotiating History: From Romanticism to Victorianism_, Tokyo, Waseda University Press, 2012
これは鈴木さんがマンチェスター大学に提出した博士論文を基にした著作で、19世紀英文学史のロマン主義からヴィクトリア詩に見られる連続性を主張する内容、章構成はP. B. Shelley’s ‘The Triumph of Life’, Mary Shelley’s _Valperga_, Browning’s _Sordelle_となっています。
鈴木さんは学部2年生の夏、ケンブリッジ大学図書館でテニスン資料を渉猟したがんばり屋(本来外国人の学部生は入館できないのに、入館券担当者と議論して勝ち取ったとか)、修士課程のときから、上述の大きな主題に取り組んでいました。彼女の海外留学は下級生に大いに刺激を与え、踵を接して英国留学者が増えた時期でした。
この新著は苦節10年(それ以上か!)の成果です。大きな書店にはあるかもしれませんのでぜひご覧ください。
Monty Pythonで有名な映画監督(Monty Python and the Holy Grail, Life of Brianなど)、俳優、脚本家、児童文学作家、そして中世英文学研究者のTerry Jonesの70歳を祝う記念論文集が、次のように出版の運びとなりました。
R.F. Yeager and Toshiyuki Takamiya, eds., The Medieval Python: the Purposive and Provocative Work of Terry Jones, New York: Palgrave/Macmillan, 2012
さる5月11日(金)、Kalamazoo, Michiganで開催された国際中世学会の会場で、記念論文集の出版を祝うセプションが行われ、当日に間に合わせて印刷されたばかりの30部は直ちに売り切れる盛況でした(正式の出版は5月末です)。Lady Gagaほどではありませんが、Terryの人気は今でもすさまじく、若い男子学生が「Terry Jonesが来ているんだって」と息せき切ってレセプションに入ってくる姿もありました。
この記念論文集には、Oxfordで一緒だったMonty Pythonの仲間Michael Palinや、一年生のTerry を教えたChaucer学者A.V. Kolve教授の思い出のエッセイが掲載されており、貴重な資料となるでしょう。著名な中世学者たちに混じって、私も編集者としてだけでなくPeter Heylynに関する論文を寄稿しました。
高宮です。
かねてより予告があった『英語青年』が休刊することになり、紙媒体で発刊された最後の3月号が届きました。Derek Brewer教授追悼ページには、高宮による小伝、ICU時代の教え子山本俊樹氏、東大で教えを受けた山内久明氏、ケンブリッジで教授夫妻に習った不破有利氏のエッセイが掲載されています。表紙を飾るのがバーン・ジョーンズの「アーサーの最後の眠り」で、巻頭論文もこれを扱ったものですから、ブルーア教授追悼にはぴったりです。7日(土)の追悼サービスには山本氏が参列されます。合掌。